世界的に、通常の植林活動の限界や問題点が明らかになっている。
そのため、食糧生産が困難な荒廃地において、木材として利用可能な長伐期樹木、
燃材・飼料として利用可能な多目的樹木および種子がバイオディーゼル原料として販売可能な油糧樹木を混植して試験林を造成する。
そこからの地域住民への便益効果と、樹木によるCO2吸収、バイオディーゼル使用による化石燃料代替効果を定性的、定量的に把握し、
経済面・環境面から最適な荒廃地利用システムを提案する。
- 荒廃地緑化における地域住民への便益、CO2吸収増加量、化石燃料代替量の定量的把握
- 最適な樹種選択、配置、収穫期間及び持続的な生産システムについての知見
- 農耕困難な荒廃地の緑化、地域住民への持続的利益に広く普遍化され、
他プロジェクトを実施する際の具体的な指針となると期待される。
地域住民への便益効果と、樹木によるCO2吸収、
バイオディーゼル使用による化石燃料代替効果を定性的、定量的に把握し、
経済面・環境面から最適な荒廃地利用システムの提案を行い、モデル形成案件として大きな成果を得た。