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第6期 研究委託先候補を採択しました

2013年8月8日掲載

学校法人早稲田大学(以下「早稲田大学」)と株式会社ブリヂストン(以下「ブリヂストン」)が連携して設置した研究プロジェクト「W-BRIDGE」の運営組織は、2013年7月1日から2014年6月30日までの研究委託先候補として12団体を採択いたしました。

W-BRIDGEでは、本年4月15日から5月20日までの期間、ブリヂストンが定めた研究領域に基づいて、大学と一般の方々が連携して取り組む環境に関する研究課題を募集しました(委託費用総額:2,200万円)。応募された案件の中から、W-BRIDGEの審査委員会および運営委員会両者が厳正なる選考を行い、研究委託先候補を採択しました。詳細は下表の通りです。

今後、委託先として決定した各団体と早稲田大学との間で委託契約が締結された後、それぞれの研究・活動が行われ、研究成果については報告会の実施を予定しています。また、このプロジェクトで得られた成果については、内容を吟味し、多くの方々に活用していただけるように情報を公開していく予定です。

尚、2012年7月から2013年6月末までを活動期間とした研究は終了し、今後W-BRIDGEが開催するシンポジウム等で活動報告を行います。活動報告の詳細が決まり次第、W-BRIDGEのWebサイトに掲載します。


重点テーマ:天然ゴム生産およびゴム農園周辺環境のサステナビリティ
研究・活動代表者 団体名 研究課題 備考
九州大学大学院農学研究院
准教授 玉泉幸一郎
NPO法人福岡グリーンヘルパーの会 ゴム農園の生物多様性への居住緑地の貢献度評価とその質的向上 新規
早稲田大学人間科学学術院
教授 天野正博
公益財団法人国際緑化推進センター ゴム農園周辺荒廃地における住民林業制度を活用した森林回復および生物多様性向上 継続


第1領域  企業や生活者がともに自然と共生していく方法を考える
研究・活動代表者 団体名 研究課題 備考
早稲田大学
平山郁夫記念ボランティアセンター
助教 岩井雪乃
・Serengeti Development, Research and Environmental Conservation Centre (SEDEREC)
・WAVOCエコミュニティ・タンザニア
アフリカゾウ獣害への持続可能な対策:農民・学生協働の養蜂箱 新規
早稲田大学早稲田環境学研究所
所長 吉田徳久
たかはた共生塾 原発風評被害を克服するための都市・農村の協働による「地域共生社会」の構築 継続
早稲田大学社会科学総合学術院
教授 弦間正彦
NPO 法人早稲田環境市民ネットワーク 農作業を通じた環境保全と健康維持の両立及び農業の多様な価値創出の検討 新規
東北大学大学院農学研究科附属
複合生態フィールド教育研究センター
准教授 伊藤豊彰
NPO 法人田んぼ 『ふゆみずたんぼ』の10年総括評価と次の10年に向けての継続基盤の形成 継続


第2領域  資源を大切に使い循環させる仕組みを、生活者とともに考える
研究・活動代表者 団体名 研究課題 備考
マケレレ大学
経済学部長
Eseza Kateregga
公益財団法人ネイチャリング財団 ウガンダ W-BRIDGE モデル構築にむけた調査研究 新規


第3領域  2050年の視点からCO₂を減らす方法を、生活者とともに考える
研究・活動代表者 団体名 研究課題 備考
早稲田大学大学院
アジア太平洋研究科
教授 松岡俊二
いわきおてんと SUN 企業組合 被災地いわきにおける再生可能エネルギーを核とした人材育成と地域貢献型実証活動 継続
岩手大学工学部
教授 高木浩一
・岩手県立黒沢尻工業高等学校
・ NPO 法人いわて NPO-NET サポート
地域ぐるみで取り組むエネルギー環境教育
~工業高校が中山間地域をフィールドとして~
新規
九州大学大学院
工学研究院環境社会部門
教授 島谷幸宏
五ヶ瀬自然エネルギー研究所 源流の生活で CO2 を減らす方法を、地域づくりとともに考える 新規


第4領域  環境保全の知見や手法を世界にひろげ、次世代とともに学ぶ方法を考える
研究・活動代表者 団体名 研究課題 備考
早稲田大学
平山郁夫記念ボランティアセンター
助教 加藤基樹
WAVOC まつだい早稲田じょんのび交流プロジェクト 地域の生徒と高齢者を繋ぎ、持続可能な里山を守るモデル作りに関する研究 継続
東京工業大学大学院
社会理工学研究科価値システム専攻
教授 桑子敏雄
佐渡島加茂湖水系再生研究所(カモケン) 佐渡島「加茂湖デジタル風土記」制作プロジェクト 継続

代表者名、団体名、研究課題は、2013年8月8日時点のものです。